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雨漏りした時の応急処置

雨漏りの応急処置をDIYで補修するには

日本は比較的、雨の多い国でありますから季節の変わり目に雨が多くなったり、梅雨という雨季があったり、台風やゲリラ豪雨も近年多くなってきています。

従って、雨の多い時期は特に雨漏りの緊急工事の問い合わせが多くなって、雨漏りの調査や雨漏りの修繕が多くなり、下見でさえも長い時間に待されてしまうことも多いでしょう。しかしそんな時でも、雨は待ってくれません。そんな雨漏りの修繕にご自分でもできる応急処置をいくつか教えていきますね。

DIYで応急処置ができる箇所とできない箇所

DIYで応急処置ができない箇所できる箇所があります。

 

出来ない箇所には理由が2つあります。

1つ目は、家の雨漏りの原因となっている箇所が屋根や2階の外壁等だった場合、はしごや足場がないと届かないので作業をするのは危険です。また、足元が悪く滑りやすいので、転落による怪我の原因にも繋がります。

2つ目は、屋根の修理の際に適切でない箇所を補修してしまい、水の逃げ場をなくし悪化させてしまうケースです。雨漏りの原因となっている箇所は複数あることがほとんどです。屋根だけでなく、外壁やベランダの劣化で出来た隙間が原因のこともあります。

 

DIYで出来る範囲は『原因と考えられる箇所を安全に修理することが出来る』が大前提です。決して無理はしないでください。

 

できる箇所は1階の外壁あるいはベランダです。理由は、はしごも足場も使わない場所だからです。さらに、補修できる場所だけではなく、考えられる原因や対策が分かればより良い補修ができるようになりますので、以下のまとめを活用ください。

 

①外壁やコーキング(目地)

考えられる原因・・・ひび割れ部からの雨水の侵入

DIYでできる対策・・・ひび割れ補修

☆屋根や外壁の表面が劣化し、ひび割れが発生し水を吸う状態を指します。大雨や梅雨時期などの長雨でこのひび割れ部から部屋内へ雨水が侵入します。

 

②窓周り

考えられる原因・・・サッシ廻りのひび割れ、コーキングの破断

DIYでできる対策・・・ひび割れ補修、コーキング補修

 

③ベランダ

考えられる原因・・・ベランダ床面のひび割れ、排水口(ドレン)の詰まりによるオーバーフロー

DIYでできる対策・・・ベランダ床のコーキング補修、排水口(ドレン)の掃除

修理方法

ここからは、どのような状態ならDIYで修理が可能なのか場所ごとに紹介します。あてはまる場所があれば修理を行ってみてください。

 

1⃣外壁のひび割れ修理方法

①汚れや水分をふき取り綺麗にする

②ひび割れにそって、シーリング材を充填する

→シーリング材のノズルの先端を斜めに切断して使います。この際シーリング材の量が足りないと、効果を十分に発揮できませんので、充填した際に少し盛り上がる程度まで充填しましょう。

③ヘラで平らにならし、完成

→充填したシーリング材をヘラで平らにならします。この際、押し込むように行うとヒビを埋めやすくなります。

 

2⃣コーキング(目地)のひび割れ修理方法

☆コーキングとは…サイディングという外壁材の継ぎ目にあるゴム状の目地材で、地震の際のクッションの役割や雨水の侵入を防ぐ役割を持っています。

劣化したコーキングを一度剥がしてから補修する方法がありますが、特にサッシ廻りは劣化したコーキングを剥がす際に失敗し、隙間ができてしまうと雨漏りが悪化する原因となりますのでおすすめではありません。ですので、こちらでは既存のコーキングの上から補修材を使用する、増し打ちという方法を紹介します。

①目地の両端にマスキングテープを貼る

→テープの端を折り曲げておくと、作業後に剥がしやすくなります。

②プライマーを塗布する

③上からシーリング材を充填する

→目地に沿って上から下に充填していきますが、力を入れすぎないようにするのがコツです。そうすると、シーリング材が一度に出すぎないため綺麗に仕上がります。

④ヘラで平らにならす

→充填した後、ヘラで平らにします。

⑤テープをはがす

→時間が経つと、テープにはみ出したシーリング材が固まり綺麗に仕上がらないため、平らにした後は、時間を置かずテープを剥がします。

 

3⃣ベランダ修理方法

ベランダ床の表面がひび割れや剥がれがある場合、補修用塗料を塗りを水の侵入を防ぎましょう。この方法で応急処置は出来ますが、劣化が進行している証拠ですので、後日ベランダの塗り替えや補修を専門業者に依頼しましょう。

①ひび割れや剥がれが出ているところの汚れを落とす

②補修用塗料を塗る

シーリング材の注意

←ベランダ下の居室が雨漏りの場合の図

ホームセンターで販売されているシーリング材で補修できますが、シリコン成分のシーリング材は使用しないようお願いします。

材料を購入する場合、気をつけてもらいたいのがシリコンのシーリング材です。

シリコンのシーリング材は単価も安くて使いやすいのですが、シリコン系材料は次に上塗りする材料が密着しにくいという特性があります。

なので、プロは防水工事の下地や塗装の下地にシリコン系の材料は慎重に選定します。

次回、工事をするときや不具合が起こった時に、修繕や補修がやりやすくなるからです。

変性シリコンのシーリング材

コニシボンドのシーリング材だったら、大体のホームセンターに売っていますよ。
あのアロンアルファという瞬間接着剤がなんとのこのコニシボンドの商品だったことを!!!!
知っていましたか?

このシーリング材を使用するには、ご存知かと思いますがコーキングガンというものが必要なんですね。

ガンは大体300円くらいから1000円ちょっとで販売されていますが。

安いのは使い捨てみたいなもので、扱いにくいですがコスパがいいので、土間を補修する程度でしたら十分かと思います。

ガンのレバーが硬いので、女性には不向きです。

あと、ガンのレバーも回転しませんので、サッシの下端とか、打ちにくい場所の場合はレバーが回転する1000円程度のコーキングガンを買いましょう。

それから、仕上げにはkコーキングヘラというものが必要になりますので、それと必要に応じてマスキングテープも購入すると良いでしょう。

打設した後は、へら等で刷り込む

プライマーを塗れば、性能up

シーリングの打設前に、必ずとは言いませんがプライマーを塗布することをお勧めします。

なぜかというと、このプライマーは接着剤のようなもので、下地との密着をよくし、シーリング材が剥がれにくくなります。

付け爪、ネイルをされる方はご存知かと思いますが、上塗りの仕上げ前にベースでプライマーを塗りますよね?

それと同じで、シーリング材もプライマーを塗ることで長持ちします。

乾燥時間に1時間程度待ったら、シーリングを打設し、速やかにヘラ等で均してください。

あまりにもいっぱい先にシーリング材を打設してしまうと、材料の硬化が早まってきてしまい、仕上げるに時間がかかってきてしまうので、1本使ったら仕上げる、また1本使えば仕上げる、という風に使いましょう。

雨漏り対策、仕上げのヘラ おすすめ商品

コーナンなどのホームセンターでも販売されています

①主に目地に使用 サイディングのジョイント部の目地や、ひび割れ補修などに最適なヘラです

②主にサッシ廻りや水回りのコーキングの仕上げに最適なヘラです

③刷毛を使用し塗布できる、プロがおすすめの即硬化型の補修材で、ベランダに限らずあらゆる場所で使用できる補修材です

4⃣排水口(ドレン)の掃除手順

大雨が降ったとき、ベランダに水たまりができる場合は、排水口が詰まっている可能性があります。排水口に泥や落ち葉などが詰まっていると、うまく流れず外壁と排水管のつなぎ目から雨漏りを起こす場合があります。雨漏りを防ぐためにも必ず掃除を行いましょう。

①ほうきとちりとりでゴミや落ち葉を掃き掃除する

→濡れた状態で行うと取りづらくなってしまうので、ベランダが乾燥した状態で行うことをオススメします。泥が溜まっていたら一緒に取り除きましょう。

② 掃き掃除でうまく取れない場合は、少し濡らした新聞紙を床にまく

→こうすることで、埃を絡めとることが出来ます。

③残ったゴミを掃除機で吸い取り完了

DIYは天気の良い日にしましょう!

DIYは晴れている日に行うようにしましょう。補修箇所が濡れていると、補修材が定着せず効果を発揮できません。また、排水口を掃除する際も濡れていると、ベランダに落ち葉がくっついてしまい掃除しづらくなってしまいます。綺麗に仕上げて水の侵入を防ぐためにも、雨の日や雨予報の出ている日は避けて修理を行いましょう。

雨漏りを手っ取り早く、安く直したい方は、上記のコーキングで補修すると良いです。一度ご自身で修理してみてそれでも雨漏りが治らない場合は、弊社のようなリフォーム会社にご依頼ください。

雨漏りは塗装では決して止まりませんので、雨漏りをより熟知している業者に修理をお願いするのが得策です。雨漏りを塗装だけで直ると思っていたら大間違いです。塗装した時は一時的に雨漏りが止まるとは思いますが、時間の問題です。なぜなら、塗膜はひび割れには追従しないからです。

要は雨漏りの調査にも長けていて、修理も一貫してやってくれる。そんな業者が良いのです。

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