外壁塗装に適した季節
外壁塗装は決して安い買い物ではありませんので、せっかく塗装工事をするなら適した季節にして頂きたい!ということで、ここからは塗装工事をするにあたり、季節ごとのメリット・デメリットをご紹介させて頂きます。
◆適さない気候条件
塗料は「気温5℃以下、湿度85%以上」になると乾燥が遅れてしまいます。湿度が高い雨の日や冬の寒い日などは、塗装工事を行うことができません。このような状況で無理に塗装を行うと、塗料に水分が混ざり仕上がりが悪くなったり、乾燥が不十分なうちに重ね塗りをすることで後々塗装が剥がれてしまったりする場合があ流ので、乾燥時間を通常よりも長くするなり、工夫が必要になってきます。
気温に関してですが、一日を通して5℃以上の気温まで上昇する場合はこの限りではありません。
◆季節ごとのメリット・デメリット
気候が安定した春・秋だけでなく、夏・冬に塗装工事を行うメリットもあります。季節ごとの特徴を以下にまとめましたので、ひとつずつ見ていきましょう。
春 メリット:気温・湿度ともに安定しています。
デメリット:春雨前線により雨となる可能性があります。
梅雨 メリット:業者の予約がとりやすく、金額が安価になる可能性があります。(この時期を避ける人が多いため)業者がキャンペーンを打ち出す
デメリット:梅雨前線による長雨の可能性があり、工事期間が通常よりも長くなってしまいます。
夏 メリット:晴れの日が多くなり、工事期間が他の季節に比べると、より短くできます。
デメリット:台風・ゲリラ豪雨が通過する可能性があります。また、塗装工事中は窓を開けられないため、エアコンが欠かせないでしょう。
秋 メリット:気温、湿度ともに安定しています。最も工事に季節と言えるでしょう。
デメリット:逆に、塗装工事の繁忙期となりますので、早めに予約を取らないと予約がいっぱいになってしまいます。秋雨前線・台風により雨となる可能性があります。
冬 メリット:降雪地域以外は湿度が低くなります。1月は特に塗装工事会社の予約が取れやすくなります。2月に入るとまた、直に繁忙期に差し掛かってきますので、丁寧で工事期間をゆっくり取ってもらいたいという方にはおすすめです。
デメリット:凍結・降雪の可能性があります。気温が低い日は工事を中止する日が出てくる可能性があります。
◆ベストな時期
塗料はしっかりと乾燥させることが重要なため、空気が乾燥していて天気も安定している春と秋がベストな時期と言えます。ですが、地域によって気候の特性が異なります。積雪地域・寒冷地・台風が接近しやすい地域などでは、タイミングが限られます。また、海に近い地域だと、潮風の影響により塗装の劣化が早まる場合があります。これらに該当する地域の方は、特にしっかり現地調査をしてもらうことをお勧めします。
工事自体は年中可能
塗装工事は基本的に年中可能ですが、時期によっては工期が延びたり、足場を組むのに一時的に車を別の場所へ移動してもらわないといけない場合がある為、長い工事期間で無駄な出費にならないようにしていただきたいので、上記をよく読んでいただき、各ご家庭のご都合にあった時期に施工のご依頼をお勧めいたします。