施工事例
京都府 某ショッピングモール アスファルト防水
京都府 某ショッピングモール アスファルト防水
【施工内容】
アスファルト防水 ガムクール GSS-2S工法
【施工箇所】
屋上 部分補修工事
施工のポイント
アスファルト防水 GSS-2S 施工要領
1. 施工前の準備
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現場確認と下地準備
施工場所(屋上、地下、バルコニーなど)の確認を行い、下地の状態(平坦、汚れ、ひび割れ、劣化の有無)をチェックします。
下地が不良の場合、補修を行ってから施工に進む必要があります。 -
材料の準備
アスファルトシート(GSS-2S)や付帯資材(プライマー、接着剤、メッシュ補強材など)の確認を行い、施工に必要な数量を準備します。
2. 下地処理
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清掃
施工する部分の表面を十分に清掃し、汚れやホコリを取り除きます。油分や他の不純物が残っていると、アスファルトシートがうまく密着しません。 -
下地補修
ひび割れや凹凸がある場合は、専用の補修材を使って平滑に仕上げます。補修後、表面が完全に乾燥し、安定した状態にしておきます。
3. プライマーの塗布
- GSS-2Sシートの接着を良好にするため、下地にプライマーを均一に塗布します。
- プライマーはローラーや刷毛で均等に塗り、乾燥時間を確保します(乾燥時間は使用するプライマーの種類に従ってください)。
4. アスファルトシートの敷設
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シートの切断と配置
GSS-2Sアスファルトシートを必要な長さに切断し、現場に配置します。シートは予め折りたたんだ状態で納品されるため、施工前に展開しておくと作業がスムーズです。 -
シートの敷設
アスファルトシートを下地にしっかりと敷設します。シート同士が重なる部分には十分な重ね幅を取って、シート間に隙間ができないように施工します。 -
加熱および圧着
GSS-2Sは加熱タイプのアスファルトシートですので、専用の熱源(バーナーなど)で加熱し、シートの下部が溶けて下地に密着するようにします。加熱後、ローラーなどで圧着し、しっかりと定着させます。
5. 重ね合わせ部分の処理
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重ね合わせ部分は、シート同士がしっかりと接するように施工します。接合部分は十分に加熱し、圧着して密閉性を高めます。
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必要に応じて、ジョイント部分に補強テープやメッシュを使用して、より強固な接続を確保します。
6. 仕上げ塗装(オプション)
- アスファルトシートの上に仕上げ塗料を塗布することにより、紫外線や雨水からの保護が強化されます。仕上げ塗装を行う場合は、塗料が完全に乾燥するまでしっかりと時間を確保します。
7. 検査と確認
- 施工が完了した後、防水層の状態を検査し、問題がないかを確認します。水密性や接着の状態、シートの重なり具合を確認し、必要に応じて補修を行います。
8. メンテナンス
- 施工後の定期的なメンテナンスが必要です。特に紫外線や雨水の影響を受ける屋外では、定期的に防水層の状態をチェックし、補修を行うことが推奨されます。