ウレタン防水通気緩衝工法の施工工程・メリット・費用・耐用年数と倉敷市ビル施工事例

ウレタン防水通気緩衝工法の施工工程・メリット・費用・耐用年数と倉敷市ビル施工事例

「雨漏りで困っている…」
「屋上の防水工事を勧められたけど、本当に必要?」
「屋上防水を検討しているけど防水工事の種類が分からない…」

このような疑問を持つ方は少なくありません。

屋上防水は建物の寿命を左右する重要な工事です。
防水層が劣化すると、雨漏りだけでなく鉄筋コンクリートの劣化や室内への漏水など、大きな修繕費につながることも。
今回は、防水工事の中でも改修工事で最も採用される「ウレタン防水通気緩衝工法」について、
施工工程からメリット・デメリット、費用、耐用年数までプロが詳しく解説します。

ウレタン防水 施工風景

ウレタン防水通気緩衝工法とは

液状のウレタン樹脂を塗り重ね、防水性のある膜(防水層)を作る防水工事工法。

【特 徴】
✅継ぎ目がない防水層ができるため、雨漏りの原因となる水が入り込みにくい
✅液体を塗る工法の為、複雑な形状の場所にも施工しやすい
✅既存の防水層の上から施工できる場合が多く、改修工事にも適している
✅比較的コストを抑えられる

【主な施工場所】
・屋上・ベランダ・バルコニー・廊下・階段・開放廊下

メリット デメリット
防水性能が高い 職人の技術によって仕上がりに差が出やすい
継ぎ目がなく美しい仕上がり 2完全に乾燥・硬化するまで時間がかかる
メンテナンスや補修が比較的容易 2紫外線に弱く、一般的には表面にトップコートを塗って保護する必要有
軽量で建物への負担が少ない 2定期的なトップコートの塗り替え(目安:約5~10年)が推奨される

【耐用年数の目安】
ウレタン防水層:約10~15年  トップコート:約5~10年(環境により前後)
過去ブログ記事👉ウレタン防水

通気緩衝工法とは

通気緩衝工法
主にウレタン防水で採用される工法の一つで、既存の下地と防水層の間に「通気緩衝シート」を敷き、その上からウレタン防水を施工する方法。

【なぜ湿気を逃がすのか】
コンクリートや既存の防水層には、目には見えない水分が残っていることがあり、日差しを受けて温度が上昇すると
その水分が水蒸気となって膨張し、防水層を下から押し上げます。

【その結果】
😰防水層の膨れ :防水層が風船のように膨らみ、防水性能が低下
😰防水層の剥がれ:接着力が弱まり、防水層が下地から浮いたり剥がれる
😰ひび割れ   :膨れた部分に負荷がかかり、防水層に亀裂が入る
通気緩衝工法では、湿気を通気層へ逃がし、脱気筒から外へ排出することで防水層への圧力を軽減し、これらのトラブルを防ぎます。

脱気筒って?

脱気筒
脱気筒(だっきとう)とは、屋上の防水層に設置する筒状の部材で通気緩衝工法に欠かせない設備。

【脱気筒の主な役割】
✅防水層の膨れを防ぐ
✅湿気や水蒸気を排出する
✅防水層の耐久性を高める
✅長期間にわたり防水性能を維持しやすくする
通気緩衝シート内にたまった湿気や水蒸気を屋外へ排出する役割を果たし、
脱気筒があることで、防水層の下に湿気がこもらず、内部の圧力を逃がすことができるんですね☝️

【改修工事で採用される理由】
既存の建物を改修する際によく採用されるその理由は、既存のコンクリートや防水層に水分が残っているケースが多く、
そのすべての水分を完全に除去することは難しく、そのまま密着工法で施工すると防水層が膨れるリスクが高まるから。

そこで、通気緩衝シートと脱気筒を設け、湿気を逃がすことで、防水層を長持ちさせるのです。
また、防水改修工事では既存防水層を撤去せず、その上から施工できる場合も多く、
➡️廃材を減らせる
➡️工事期間を短縮しやすい
➡️撤去費用や処分費を抑えられる
といったメリットも😁

🔍ポイント🔍
新築工事では、下地が十分に乾燥した状態で施工できることが多いため密着工法が採用されることがあり、
一方、防水改修工事、では湿気の影響を受けやすいため、防水層の膨れを防ぐ目的で通気緩衝工法が選ばれるケースが多くあります。
建物の状態、下地の含水状況によって、最適な工法を選定することが重要です。

なぜ屋上防水工事が必要なのか

放置すると起こること 内容
☔ 雨漏り 劣化した防水層から雨水が浸入。その結果、天井や壁にシミやカビが発生。室内の設備や内装にも被害が広がる恐れ有
🏢 コンクリート劣化 雨水がコンクリート内部へ浸透。ひび割れや欠けが発生しやすくなり、建物の耐久性が低下
🔩 鉄筋腐食 コンクリート内部の鉄筋は錆びると膨張し、コンクリートを内側から押し広げ、ひび割れや剥落の原因となり建物の安全性に影響を及ぼす
📉資産価値低下 雨漏りや外観の劣化は建物の評価を下げる要因。売却や賃貸の際にも不利になる可能性が…
💰 修繕費増加 劣化を放置すると補修範囲が広がり、小規模な防水工事では済まなくなることも。結果、大規模改修が必要となり費用も高額に

屋上防水工事は、単に雨漏りを防ぐためだけではなく、防水性能を維持することでコンクリートや鉄筋の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことにつながります。
また、定期的な建物メンテナンスを行うことで資産価値を維持でき、将来的な修繕費の削減にもつながるのです。

「壊れてから修理する」のではなく、「壊れる前に防ぐ」
それが屋上防水工事の最も重要な役割なんです☝️‼️

ウレタン防水通気緩衝工法の施工工程

①現地調査

雨漏り調査
ウレタン防水通気緩衝工法では、施工前に雨漏り調査を実施。
雨水の浸入経路や被害範囲を確認し、原因を正確に把握することで屋上防水工事の効果を最大限に発揮し、再発防止につなげる。

既存防水調査
既存の防水層に膨れやひび割れ、剥がれがないかを調査。
防水層の劣化状況を確認し、ウレタン防水通気緩衝工法が適しているかを判断することで耐久性の高い防水改修を実現。

含水率確認
コンクリート下地の含水率を確認し、水分量を把握。
下地に水分が多く残っていると防水層の膨れの原因となるため、通気緩衝工法が必要かを判断する重要な工程。

②高圧洗浄

③下地補修

④プライマー塗布


この工程はウレタン防水通気緩衝工法において、防水層と下地をしっかり密着させるための重要な下準備となり、
防水工事の品質や耐久性を左右する大切な役割を持ちます。

⑤通気緩衝シート施工


ウレタン防水通気緩衝工法の中で最も重要な工程の一つとなる通気緩衝シート施工。
下地処理とプライマー塗布が完了した後、専用の通気緩衝シートを屋上全体へ隙間なく貼り付けます。
このシートには通気層が設けられており、コンクリート内部や既存防水層に残っている湿気・水蒸気を脱気筒へ逃がす役割をもちます。
これにより、防水層の膨れや浮きの発生を防ぎ、長期間にわたって安定した防水性能を維持できるのです🧐

施工時は、シート同士の重ね幅を適切に確保。その後ローラーでしっかり圧着して密着性を高めます。
また、立ち上がり部分や排水ドレン、配管まわりなどの複雑な箇所も丁寧に納めることで雨水の侵入を防ぎ、防水性能を最大限に発揮。

特に、築年数が経過した建物や既存防水層を撤去しない改修工事では、下地に湿気が残っているケースが多く、通気緩衝シートは非常に効果的。施工品質がその後のウレタン防水の耐久性や寿命に大きく影響するため、経験豊富な防水業者による丁寧な施工が重要です。

⑥脱気筒設置


🟢脱気筒は何本必要?🟢
脱気筒の設置本数は、屋上の面積・形状・勾配・設備機器の配置・立ち上がりの状況などを総合的に判断し、決定します。
一般的には100㎡あたり約1本が目安ですが、これはあくまでも標準的な基準。
屋上の形状が複雑な場合や湿気がこもりやすい建物では、より適切な位置や本数を検討する必要があります。

🟢脱気筒の設置場所も重要🟢
脱気筒は本数だけでなく、設置位置も防水性能を左右する重要なポイント。
湿気が集まりやすい場所や屋上の高い位置にバランスよく配置することで、通気緩衝シート内を移動した水蒸気を効率よく屋外へ排出。
障害物が多い屋上や広い屋上では、湿気が一か所に滞留しないよう、適切な配置計画が求められます。

🟢脱気筒が不足するとどうなる?🟢
必要な本数より少ない状態で施工すると、湿気を十分に排出できず防水層の膨れや剥がれ、耐久性の低下、さらには雨漏りの原因となる可能性も。

適切な設計が建物の寿命を延ばす
四條畷市で屋上防水工事や防水改修工事をご検討中の方は、脱気筒の本数だけでなく、屋上全体の状態を確認したうえで施工計画を立てることが大切です。
リスペックでは現地調査を実施し、屋上の面積や劣化状況、含水率、既存防水層の状態を細かく確認したうえで、最適な脱気筒の配置とウレタン防水通気緩衝工法をご提案しています。
屋上防水は建物を長持ちさせるための重要なメンテナンス。防水層の膨れや雨漏りを未然に防ぐためにも、経験豊富な専門業者による適切な設計・施工をオススメします。

⑦ウレタン1層目、ウレタン2層目

🟢膜厚管理🟢
ウレタン防水は規定の膜厚を確保することで防水性能と耐久性を発揮することから、
1層目・2層目を均一に塗布し、適切な膜厚を確保することで、雨漏りや防水層の劣化を防ぎます。

🟢品質管理🟢
各工程を施工基準に沿って確認し、膜厚や乾燥時間、仕上がりをチェック。
品質管理を徹底することで、防水性能を長期間維持し、安心できる屋上防水工事を実現します。

⑧トップコート

🟢紫外線からウレタン防水を守る重要な工程🟢
トップコート塗布は、ウレタン防水の仕上げとなる重要な工程。
防水層を覆うことで、紫外線や雨風から保護し、屋上防水の耐久性を高めます。
トップコートは優れた耐候性を備えていますが、経年劣化するため定期的なメンテナンスが欠かせません。
劣化を放置すると、防水層のひび割れや防水性能の低下、雨漏りの原因となる場合も。
約5~7年を目安にトップコートを再塗装することで、防水工事の寿命を延ばし、建物を長く守ることができます☝️‼️

ウレタン防水通気緩衝工法のメリット・デメリット

比較項目 通気緩衝工法 密着工法
施工方法 通気緩衝シートを使用し、湿気を逃がしながら施工する屋上防水工法 下地にウレタン防水材を直接塗布する工法
価格 やや高い 比較的安い
耐久性 高く、長寿命で改修工事に適している 下地の状態によって耐久性が左右される
湿気への対応 湿気を逃がし、防水層の膨れを防止 湿気の影響で膨れや剥がれが発生する場合がある
改修工事 屋上防水の改修工事に最適 下地が乾燥した建物に適している

🟢結 論🟢
既存防水層の改修雨漏り対策にはウレタン防水通気緩衝工法
コストを抑えたい場合や下地状態が良好な場合には密着工法が適している。

費用相場

 

比較項目 通気緩衝工法 密着工法
㎡単価 6,500~9,500円/㎡ 4,500~7,000円/㎡
工法 やや高い 比較的安い
耐用年数 10~15年 5~10年
施工日数 4~7日以上 3~5日以上

通気緩衝工法の耐用年数とメンテナンス

項目 内容
耐用年数 約13〜15年
トップコート 紫外線や雨風で劣化するため、定期的な保護が必要
再塗装 約7〜10年を目安にトップコートを再塗装すると防水性能を維持しやすくなる
メンテナンス 定期的なメンテナンスを行うことで、防水層の劣化を抑え、耐用年数を延ばせる
防水点検 年1回程度の防水点検を行い、ひび割れや膨れ、剥がれなどを早期に発見することが重要

🧐よくある質問(Q&A)質問内容をクリックしてください

Q. 雨漏りしてからでも大丈夫?

A. はい、施工は可能です。ただし、雨漏りを放置すると下地の劣化や建物内部への被害が広がるため、早めの調査・補修・防水工事がおすすめ。

Q. ベランダにも施工できますか?

A. 施工可能です。ただし、ベランダの広さや下地の状態によっては、密着工法など他の防水工法が適している場合もあります。

Q. 何年もちますか?

A. 通気緩衝工法の耐用年数は約13〜15年が目安です。定期的な防水点検やトップコートの再塗装を行うことで、より長く防水性能を維持できます。

Q. 工事中は生活できますか?

A.はい、通常どおり生活できます。ただし、施工場所への立ち入り制限や塗料の臭いが発生する場合があります。

Q. 雨の日は施工できますか?

A. 基本的に施工できません。雨天時は防水材が正常に硬化しないため、天候を確認しながら安全に工事を進めます。

Q.脱気筒は絶対必要?

A.通気緩衝工法では重要な部材です。防水層内部の湿気を外へ逃がし、膨れや剥がれを防ぐ役割があります。

Q. トップコートだけでも大丈夫?

A. 防水層に劣化がなければ、トップコートの再塗装だけで対応できる場合があります。ただし、防水層まで傷んでいる場合は、防水工事や改修工事が必要に。

まとめ

【倉敷市で行われたウレタン防水通気緩衝工法事例写真】

ウレタン防水通気緩衝工法は、特にマンション・ビル・工場・アパート・戸建て住宅などの改修工事に適し、雨漏り対策や建物の長寿命化に効果を発揮します✨
防水工事は雨漏りが発生してからではなく、劣化のサインが現れた段階で点検・メンテナンスを行うことが重要です。
トップコートの再塗装や定期的な防水点検を実施することで、防水層の寿命を延ばし、将来的な修繕費の削減にもつながります。
屋上防水やベランダ防水をご検討中の方、まずは四條畷にある防水塗装工事のリスペックまでお問い合わせを☝️
当社の無料点検・現地調査をご利用いただき、建物に最適な防水工法をご提案させてください。