ウレタン防水のメッシュ工法とは?特徴・施工手順・メリットと注意点を解説

ウレタン防水のメッシュ工法とは?特徴・施工手順・メリットと注意点を解説

大東市・四條畷市・門真市周辺のみなさまコンニチワー🤗
防水工事・外壁塗装のリスペックです‼️

屋上やベランダの防水工事を調べていると、

「ウレタン防水のメッシュ工法って何?」

下記の写真がウレタン防水メッシュ貼りの様子です。

ウレタン防水には、代表的な工法として

・密着メッシュなし工法
・密着メッシュ貼り工法
・通気緩衝工法

などがあります。

その中でもウレタン防水のメッシュ工法は、防水層の中に補強用のメッシュシートを入れることで、防水層を補強する施工方法です。

特に、下地にひび割れが発生する可能性がある場所や、立ち上がり部分などで使用されることがあります。一般的な密着工法よりも補強性を高められる一方、下地の水分を逃がす工法ではないため、施工場所の状態を見ながら使い分けることが大切です。

今回は、建築塗装・防水工事に25年以上携わってきたリスペックが、

ウレタン防水のメッシュ工法とは何なのか?

基本的な仕組みから施工手順、メリット・デメリット、密着工法や通気緩衝工法との違いまで、現場目線でわかりやすく解説していきます☝️✨

ウレタン防水のメッシュ工法とは

ウレタン防水のメッシュ工法とは、補強用のメッシュシートを防水層の中に入れ、その上からウレタン防水材を塗り重ねる工法です。

メッシュにはガラス繊維などでできた補強クロスが使用され、防水層の中で骨組みのような役割をします。

通常の密着工法では、下地にプライマーを塗布し、その上から直接ウレタン防水材を施工します。

一方、メッシュ工法では、その防水層の中にメッシュを入れることで、

ひび割れに対する補強性や、防水層全体の安定性を高める

ことができます。

簡単に言うと、

普通のウレタン防水に「補強材」を入れた工法

と考えるとわかりやすいでしょう。

ウレタン防水の特徴

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を下地に塗布し、1液と2液を混合させて、硬化させることで防水層を作る工法です。

シート防水とは違い、現場で液体を塗り広げて防水層を作るため、

・複雑な形状
・狭いベランダ
・立ち上がり
・配管や設備が多い場所

にも対応しやすいのが特徴です。

硬化すると、継ぎ目のないシームレスな防水層になります。

そのため、住宅のベランダだけでなく、マンションやビルの屋上など、さまざまな場所で使用されています。

メッシュの役割とは?

ウレタン防水のメッシュ工法で重要になるのが、

補強用メッシュシート

です。

防水層の内部にメッシュを入れることで、下地に多少の動きがあった場合に、その力を分散させる役割があります。

例えば、

・コンクリートのひび割れ
・建物の微細な動き
・温度変化による下地の伸縮

などが起きたとき、防水層だけでその動きを受けるよりも、メッシュによって補強されている方が防水層への負担を抑えやすくなります。

ただし、

メッシュを入れればどんな下地でも大丈夫

というわけではありません。

下地が大きく割れていたり、水分を多く含んでいたりする場合は、別の工法を検討する必要があります。

ウレタン防水の主な工法

ウレタン防水には、施工する場所や下地の状態によっていくつかの工法があります。

代表的なのが、

密着工法メッシュなし工法

下地にプライマーを塗り、その上から直接ウレタン防水材を施工する工法です。

比較的工程がシンプルで、下地の状態が良好な場所に向いています。

ただし、下地と防水層が完全に密着しているため、下地のひび割れや水分の影響を受けやすいという特徴があります。

密着メッシュあり工法

密着工法をベースに、防水層の中に補強用メッシュを入れる工法です。

密着工法よりも防水層を補強できるため、ひび割れのリスクがある部分などで使用されます。

通気緩衝工法

下地の上に通気緩衝シートを敷き、その上からウレタン防水を施工する工法です。

防水層と下地を部分的に絶縁し、下地に含まれている水分や湿気を脱気筒などから外部へ逃がします。

既存の防水層に水分を含んでいる場合や、広い屋上などでは通気緩衝工法が選ばれることがあります。

メッシュ工法と通気緩衝工法の違い

この2つは、よく混同されます。

しかし役割はまったく違います。

メッシュ工法は「補強する工法」

一方、

通気緩衝工法は「下地の水分を逃がす工法」

です。

ここは非常に重要です☝️

メッシュシートを入れても、下地の湿気を外へ逃がすことはできません。

下地に水分が多く残っている状態で密着系の工法を施工すると、後から水蒸気によって防水層が膨れる可能性があります。

そのため、

下地の状態を確認して工法を選ぶこと

が、防水工事では非常に重要なんです。

メッシュ工法はどんな場所に使われる?

ウレタン防水のメッシュ工法は、すべての場所に施工するわけではありません。

現場では、

・立ち上がり部分
・ひび割れが発生しやすい下地
・入り隅や取り合い部分
・補強が必要な場所
・複雑な形状の部分

などで使用することがあります。

近年では、平場全面をメッシュ工法にするよりも、立ち上がり部分や必要箇所に限定して補強メッシュを使用するケースもあります。

特に屋上防水の場合、平場は通気緩衝工法、立ち上がりは密着+メッシュ補強というように、部位によって工法を使い分けることもあります。

ウレタン防水メッシュ工法の施工手順

ここからは実際の施工手順を見ていきましょう。

① ケレン・清掃

まずは施工面に付着している、

・ホコリ
・汚れ
・苔
・既存塗膜の浮き

などを除去します。

防水工事では下地処理が非常に重要です。

汚れが残った状態で施工すると、プライマーや防水材の密着不良につながる可能性があります。

② 下地補修・下地調整

次に、

・ひび割れ
・欠損
・段差
・既存防水層の浮き

などを補修します。

メッシュを施工するからといって、ひび割れをそのままにしていいわけではありません。

必要な補修を行い、できるだけ安定した下地を作ります。

③ プライマー塗布

下地調整が完了したら、

プライマー

を塗布します。

プライマーは、下地とウレタン防水材を密着させるための接着剤のような役割を持っています。

下地に合った材料を選ぶことも重要です。

④ メッシュシートを貼る

続いて、補強用のメッシュシートを施工します。

施工場所の形状に合わせてメッシュをカットし、防水材の中にしっかりと伏せ込みます。

このとき、

・シワ
・浮き
・重なり不足

などがないように施工することが重要です。

メッシュが浮いた状態で仕上げてしまうと、均一な防水層を作りにくくなります。

⑤ ウレタン防水材を塗布

メッシュの上からウレタン防水材を塗布します。

ウレタン防水は通常、複数回に分けて防水材を塗り重ね、必要な膜厚を確保します。

見た目だけでは膜厚がわかりにくいため、

メーカーが定めた使用量を守って施工すること

が非常に重要です。

防水工事は「何回塗ったか」だけではなく、

必要な材料量・膜厚が確保されているか

がポイントになります。

⑥ 乾燥

ウレタン防水材を塗布した後は、十分に乾燥・硬化させます。

気温や湿度、天候によって硬化時間が変わるため、無理に次の工程へ進めることはできません。

防水工事では、

乾燥時間を守ることも施工品質のひとつ

です。

⑦ トップコートを塗布

最後にトップコートを施工します。

ウレタン防水層そのものは紫外線に弱いため、トップコートで表面を保護します。

トップコートには、

・紫外線から防水層を守る
・摩耗を抑える
・防水層の劣化を遅らせる

といった役割があります。

もっと詳しく知りたい方は下記のリンクをクリックし、施工事例を見てください

https://respec-office.net/case/%e3%82%a6%e3%83%ac%e3%82%bf%e3%83%b3%e9%98%b2%e6%b0%b4/

ウレタン防水メッシュ工法のメリット

防水層を補強できる

最大のメリットは、防水層の中にメッシュを入れることで、防水層そのものを補強できることです。

通常の密着工法よりも、下地の動きによる影響を抑えやすくなります。

ひび割れへの追従性を高められる

下地に微細なひび割れが発生した場合でも、補強メッシュが力を分散することで、防水層の破断リスクを抑える効果が期待できます。

複雑な場所にも施工しやすい

ウレタン防水そのものが液体材料なので、

・立ち上がり
・入り隅
・狭い場所
・複雑な形状

にも施工しやすいというメリットがあります。

ウレタン防水メッシュ工法のデメリット

密着工法より工程が増える

メッシュを施工する工程が増えるため、通常の密着工法よりも手間がかかります。

その分、材料費や施工費も増える傾向があります。

下地の湿気を逃がす工法ではない

これは非常に重要です。

メッシュ工法は防水層を補強する工法であり、

下地の水分を逃がす機能はありません。

下地に水分が多く含まれている場合は、通気緩衝工法など別の工法を検討する必要があります。

施工技術によって仕上がりが変わる

メッシュにシワや浮きが出ないように施工し、ウレタン防水材を均一に塗る必要があります。

特に立ち上がりや入り隅などは、施工者の経験によって仕上がりに差が出やすい部分です。

メッシュ工法なら絶対安心というわけではありません

防水工事で一番大切なのは、

工法そのものより、建物に合った工法を選ぶこと

です。

例えば、

下地の状態が良好なら密着工法。

下地の水分が多く、膨れのリスクがあるなら通気緩衝工法。

補強が必要な立ち上がりなどにはメッシュ工法。

というように、施工場所ごとに適切な工法は変わります。

「メッシュを入れれば強くなるから全部メッシュで!」

という考え方ではなく、

下地・既存防水層・建物の状況を確認したうえで判断すること

が、防水工事を長持ちさせるポイントです。

ウレタン防水で大切なのは下地と膜厚

防水工事では、材料の商品名や工法ばかり注目されがちですが、

実際の現場では、

下地処理と防水材の膜厚

が非常に重要です。

高価な防水材を使っても、

・下地処理が不十分
・プライマーが適切でない
・必要な材料量が使われていない
・乾燥時間を守っていない

と、防水材本来の性能を発揮できません。

これは外壁塗装と同じで、

良い材料を使うこと+正しい施工をすること

の両方が必要なんです☝️

まとめ|ウレタン防水のメッシュ工法は補強が必要な場所に有効

ウレタン防水のメッシュ工法とは、

ウレタン防水層の中に補強用メッシュを入れ、防水層を強化する工法

です。

主な特徴は、

・防水層を補強できる
・ひび割れへの追従性を高められる
・立ち上がりなどにも施工しやすい

という点です。

ただし、

下地の水分を逃がす工法ではありません。

そのため、既存防水層の状態や下地の含水状態によっては、通気緩衝工法の方が適している場合もあります。

防水工事では、

「どの工法が一番良いか」ではなく、「その建物にどの工法が合っているか」

を判断することが重要です。

リスペックでは、建築塗装・防水工事に25年以上携わってきた経験をもとに、建物の状態を確認したうえで適切な防水工法をご提案しています。

大東市・四條畷市・寝屋川市をはじめ大阪府内で、

「ベランダ防水をやり直したい」
「屋上防水が膨れてきた」
「メッシュ工法と通気緩衝工法、どちらがいい?」
「雨漏りしているけど原因がわからない」

といったお悩みがありましたら、お気軽にリスペックまでご相談ください🤗✨